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コロナウィルスの世界の状況
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学(CSSE)が発表した4月12日の情報によると、コロナウィルスの感染者は全世界で184万人を超えたそう。その中でもアメリカがワースト1位になって55万人超えだそう。日本でも11日現在6,005人の感染者が出ているらしい。ニューヨークの急速なパンデミックを振り返れば、どこで何が起こるかなんて誰も分からない。
正直言って感染者数が大き過ぎてイメージが難しいぐらい。
自分がいつ感染してしまうのかと守りの体制で考えるととても不安になってくる。
そこで、発想を変えて『自分は既に感染しているかもしれない。その場合どのような対応を取るべきなのか?』を考えてみよう。
不安を少しでも和らげて、感染拡大が少しでも収まりますように願いを込めて…。
コロナウィルスに感染したかなと思ったら?
一般的なコロナウィルスの初期症状
- 発熱(38℃または100.4℉以上)
- 咳
- 息切れ(呼吸困難)
- 喉の痛み
その他の症状
- 味覚た嗅覚の障害
- たん
- 身体の痛み
- 頭痛
- 下痢
- 嘔吐
- 倦怠感
- 筋肉・関節痛
- 悪寒
- 鼻づまり
これらの症状で、喘息や、気腫など持病によるものではない場合コロナウィルス感染の可能性がある。
コロナウィルスに感染してから約4日~14日後に症状が出る。ほとんどが風邪の様な症状。『新型肺炎』と言われてることもあり、肺にダメージを受ける様。
発症後はの症状の変化は?
WHOによれば、現時点の潜伏期間は1~12.5日(多くは5〜6日)とされている。
8割の人は軽度の症状で治癒されるので必要以上にニックになる必要はない。
2割弱の人が、発症から1週間~10日で、咳、たん、呼吸困難等の肺炎の症状が出てきている。ということなので、初めの初期症状の段階にしっかりと休むことが大事。
集中治療室へ行く人は発症から10日以降で全体の5%だそう。
『コロナウィルスに感染してしまったかも?』と思っても『治る』のがほとんどなので焦らずに冷静に対応しよう。
What to Do If You Are Sick(英語)
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/if-you-are-sick/steps-when-sick.html
コロナ感染した場合の対応方法【ニューヨーク】
『コロナウィルスに感染したかな?』と思う症状が出た場合、ニューヨークでは『もうコロナに感染したとみなしてください』と言っている。
以下NYC Health (ニューヨーク市衛生局)が出している情報。常にアップデートされているのでしっかりチェックすること。
自宅待機
ニューヨークの病院は今重症患者をケアする必要がある。軽度から中度の症状の場合は自宅待機をする。
3~4日間たっても症状改善されない場合
3~4日間たっても悪化したり改善されなかったりする場合は、電話、テキスト、医療患者ポータル(下記に連絡先あり)を使って医療従事者に相談する。直接救急外来などに行かないこと。
また、50歳以上の高齢者、妊婦、特定の持病のある人は医師に相談。
911(救急車)を呼ぶべき緊急症状
次の症状の場合は『緊急』で直ちに医療提供者に相談するか、911に電話をする。
- 呼吸困難
- 持続的な胸の痛み
- 混乱状態
- 唇または顔が青くなる 等
公共交通機関、配車、タクシー利用は避ける。
人との接触
●自宅内でも6フィート(1.8メートル)以上の距離を取る。取れない場合はマスクやフェイスカバーを着用する。
●可能な場合別々のバスルームを使用。共有の場合は接触面を頻繁に消毒。
●石鹸と水で、少なくとも20秒間手を頻繁に洗う
●咳やくしゃみはカバーする。手は使わない。
●家庭内で特に消毒をする場所
- カウンター
- ドアノブ
- バスルームの備品
- 電話
●共有するべきでないアイテム
- コップ
- カップ
- 食器
- タオル
●他人の訪問を許可しない
自宅待機の期間はどのぐらい?
以下のすべてが当てはまるようになった時に外出ができる。
- 症状が発症してから7日以上たった
- 発熱が全くない。タイレノール、イブプロフェンなどの解熱剤を服用しなくなってから3日間発熱が無い
- 全体的な症状が改善された
基本、症状が和らいでも可能な限り自宅待機し、食料品などの必需品の買い物だけに外出すること。できれば食料品、必需品など取得は誰かにお願いする。
ニューヨークでのコロナウィルス対応法・連絡先
コロナ最新情報を得る
リアルタイムの最新情報
692-692に『COVID』とテキスト送信する(契約により料金発生する場合あり)
ウェブサイト
nyc.gov/health/coronavirus
医療提供者が必要な場合の連絡先
https://www.nychealthandhospitals.org/
医療提供者が必要な場合は、在留資格や保険資格、または支払い能力にかかわらず、NYC Health and Hospitalsで、全てのニューヨーク市民に医療を提供しているので、 844-692-4692 ま
たは 311 に連絡する。
コロナウィルスによるストレス対応法
コロナウィルスによる不安、恐怖、圧迫した気持ち、悲しみ、睡眠障害等のストレスが大きな問題となっている人も居る。
そこで、ニューヨークでは『NYC Well』という機関で熟練のカウンセラーが対応してくれる。サービスは無料で、内容は機密に扱われる。
電話:888-692-9355
テキスト:65173 に「WELL」と送信
その他オンラインチャットもある
nyc.gov/nycwellからApp Library(アプリライブラリ)をクリック
コロナ感染した場合の対応方法【日本】
以下厚生労働省からの情報。
コロナウィルスの下記症状が見られて感染したかも?と思ったら、最寄りの保健所等にある『帰国者・接触者相談センター』に電話で相談。
- 風邪の症状や37.5度以上の熱が4日以上続く
- 強いだるさや息苦しさがある
高齢者、基礎疾患がある人、念のため妊婦さんはこうした状態が2日程度続いたら相談。症状がこの基準に満たない場合には、かかりつけ医や近隣の医療機関にまず電話で相談。
※もしもの時の為に、健康なうちに連絡先をしっかりと準備しておこう。
感染の疑いがある場合
電話相談後、必要に応じて、新型コロナウイルス感染症患者の診察ができる「帰国者・接触者外来」を確実に受診できるよう調整される。
医療機関を受診するときに気を付けること
- 石鹸やアルコール消毒液などによる手洗いの徹底
- 正しいマスクの着用を含む咳エチケット
- 高齢者や持病のある方は公共交通機関や人込みを避ける
詐欺に気を付ける
人間が死ぬか生きるか戦っているときに本当信じられないんだけど、日本では詐欺が出回っていることも事実の様。コロナウィルスで不安な人々の心理に付け込んだ詐欺は最悪。正しい情報を調べて、冷静に対応しよう。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00004.html
新型コロナウイルスに便乗した悪質商法にご注意!(速報)
lhttp://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200228_1.html
コロナ感染対応方法まとめ
とにかく正しい、新し情報を入手することが大事。『いつか感染するかも』という考えだと不安が大きくなるので、『感染した場合は具体的にこのような対応をするぞ』と準備をしておくと少し心に余裕が出て来るよ。
コロナ対策では免疫力を高めて置くことも大事だから、『強い精神力』も大事。
必要以上に不安になる必要はないけど、この状況の中、日本で無駄に外出している人が居るという情報を聞くと、今の厳しい状況のニューヨークで暮らす私たちからしたら考えられない。日本でももっと緊張感を持っていて!
そしてこの記事がご自身で正しい情報収集をするきっかけになれば良いなと…。