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ニューヨーク生まれのお酒ってあるの?!
このロゴ見たことある⁈これがニューヨークの地ビール「ブルックリンラガー」!ニューヨークに来たら是非飲んで欲しいニューヨークの地ビール。このロゴの作者は、あの「I ♥NY」をデザインしたミルトン・グレイザー氏。彼はなんとデザイン料を受け取らなかったそう。その代わりに「会社の一部の株と、ビールを生涯飲ませてくれ」と交渉したのだそう。なんとも粋な計らい!
世界的デザイナー、ミルトン・グレイザー氏デザインのBのロゴは“ビールの泡”をイメージしたものなんだという。ん~確かに、このロゴを見てるだけでもクリーミーなビールの泡を想像できて喉が渇いてくる~!ちなみにグリーンの色は“直感”で決めたらしい。直感のデザインがこんなにみんなに愛されるロゴになるなんて、さすがだね。
ニューヨークのほとんどのバーなどでこのブルックリンラガーを飲むことは出来るけど、せっかくなら本場ブルックリンブリュワリー(醸造所)で出来立てビールを飲みたい!
ってことでやってきたウィリアムズバーグにあるブルックリン・ブリュワリー。
ウィリアムズバーグは今アーティストやミュージシャンに人気のおしゃれエリア。街を歩くだけでも楽しい。
※ブリュワリーに入るには必ずID(パスポート等)が必要!アメリカは飲酒は21歳から!どこのバーもこの規則は厳しいのでIDを持ち歩くようにするのが良いと思う!(けど、貴重品持ち歩くときはしっかり管理してね)
Brooklyn Brewery(醸造所)の中へ行ってみた!
中に入ると大きなビールタンクがお出迎え!入った瞬間にビールの香り♪
可愛いピンクの白鳥(?)♪が居ました。ビーチサイドでビール飲むときに便利かな。
さすがニューヨーク一番人気のブリュワリーだけあってお土産も豊富。
そもそもロゴがオシャレだから、グッズになると可愛い~♪
写真奥のガラス張りの部屋では「ビール講座」が開かれていて誰でも参加可能!ビールの知識が学べたらより深く味わえそうだね。
深紅のソファーは一度座ったらもう立てなくなりそうなぐらい居心地がいい~。
Brooklyn Breweryの歴史
ブルックリンブリュワリーは1988年、AP通信社のスティーブ・ヒンディと銀行員のトム・ポッターの2人が創業。全くの異業種の彼らの共通の趣味が「酒」だった。さかのぼること1978年にスティーブが特派員として中東のイスラム圏に赴任されてしまった。イスラム教徒はお酒が飲めないので大の酒好きのスティーブはお酒が飲めない(買えない)国なら、自分で作ってしまえ!と自家醸造を始めたそうな。これがブルックリン・ブリュワリーの原点だね。1984年、赴任先から帰国したスティーブはAP通信社を退社し、自家醸造の経験を元に同じアパートに住んでいたトム・ポッターと共に1988年、ブルックリン・ブリュワリーを設立。このときトム・ポッターも銀行を退職して新ビジネスに取り組んだ。思い切った決断!よっぽどビールが好きだったんだね~!
こんなビールオタクの人たちが作るビールが、美味しくない訳ない!!!
Brooklyn Lager を実際に飲んでみた!
バーカウンターには、ビールサーバーノブが12本!しかし種類はこれだけじゃない!季節ごとのオリジナルテイストも出している。注文するのに迷うよ~!!!!
って迷っても安心、店員さんに「こんな感じの味が良い」と相談すると、おすすめをテイスティングさせてくれる!しかもここの店員さんもみんなビールオタクなのか、ビールを紹介するのが好きそうで色々快く教えてくれる。
思い切って変わり種を注文してみた。
「チョコレートビール」と「パンプキンビール」。チョコレートビールの味は、チョコレートとビールを合わせた感じ…ってそのまんまじゃんね。笑 チョコレートなの?ビールなの?って不思議な感覚になった。パンプキンはほんのりパンプキンフレーバーで軽く甘めのテイスト。飲みやすかったよ。季節限定メニューかも。
次注文したのは定番のフルーティーだけどコクのある「ブルックリンラガー」と「ESCAPE GOAT」という種類のもの。店員さんに相談して「ラズベリービール」をテイスティングさせてもらったけど、ちょっと私には酸っぱかったのでもう少し柔らかい感じでフルーティーなのありますか?って聞いたらこの「ESCAPE GOAT」をテイスティングさせてくれて、美味しかったので注文。特にヤギ(GOAT)のミルクの味がするってわけでもなかったんだけど、ESCAPE GOATって名前…聖書でいう”イケニエ”って意味らしいけど…なぜビールに⁈
Brooklyn Brewery の人気の秘密
1980年代はニューヨーク中で10社以上のクラフトビール企業が展開をしようと四苦八苦していたんだって。そんな中でブルックリン・ブリュワリーだけが飛びぬけて成長できたのはなぜ?
それは、ビール好きが、マーケティングから配送まですべてを業者に頼まず自分たちでやったことと、ブルックリンの地元で行われたアートや音楽のイベントに無料ビールを提供して広めていったからなんだって。「地元愛」を大切にコミュニティーを広げていったんだね。大都会ニューヨークではアグレッシブな起業家が沢山起業してるけど、やはり「愛」を大切にする会社が生き残るんだね~。
…とビールを飲みながらしみじみ語る。
今度行ったら「ビール講座」受けてビールに詳しくなってみようかな~♪
ニューヨークに来たらブルックリン・ブリュワリーの地ビール!是非飲んでみてね!