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7月14日(日)は、フランス革命の始まりとなったバスティーユデーをお祝いするべく、ニューヨークの5番街とLexington Aveの間の East 60th Streetで『FIAF's Bastille Day Celebration』が開催される!バスティーユデーのお祭りでニューヨークの一角がフランスと化するイベントなのだ~♪

 

FIAF's バスティーユデー Celebration 詳細

日時 2019年7月14日(日) 12:00~5:00pm
場所 22 E. 60th St.
Manhattan, NY 10022(FIAF French Institute Alliance Françaiseのある通り3ブロック)
最寄り駅 ④, ⑤, ⑥ のLexington Ave - 59th St、

F, Q のLexington Ave - 63rd St

催し物 本場のフランス文化(アート、芸術品)、フランスの食べ物やワインの屋台、フランスの音楽、ライブパフォーマンス、ダンス等
公式サイト https://fiaf.org/

 

そもそもバスティーユデーってなに?

1789年7月14日にフランスで起こったバスティーユ(Bastille)牢獄襲撃事件の事を指している。フランス市民は、長く続いた王政時代の財政難による貧困に悩まされていた。

しかし、このバスティーユの事件をきっかけにフランス革命がおこり、市民の人権の認められる民主制がフランスで始まったとされている。そのきっかけのバスティーユ事件の日をお祝いするのがバスティーユデー!ニューヨークでもバスティーユデーをお祝いできるのだ~!

バスティーユデーのニューヨークバージョンの画像はこちら

バスティーユデーを祝うべく、フレンチレストランウィークも♪

バスティーユデーはフランスのお祝いの日!バスティーユデーを盛り上げるために、ニューヨークにあるいくつかのフランス料理店がフレンチレストランウィークを開催中!バスティーユデーで胃袋もハッピーにしちゃおう~!

 

面白いほど『バスティーユデー』がわかる!フランスの歴史

フランスでのバスティーユデー

フランスでは各地で花火が上がる。まるでアメリカ独立記念日!

バスティーユデーを本気で楽しみたかったら、フランスの歴史を知るべし!!ニューヨークでバスティーユデーをお祝いすることは本当に意味深いこと。歴史を知ると、バスティーユデーがもっといろんな角度から楽しめる!

【フランス絶対王政時代】
17世紀、ルイ14世が「L'État, c'est moi.(私は国家そのものである)」との言葉を残したように、フランスは絶対王政。王様が国の権力者だった。

しかしルイ14世はベルサイユ宮殿をつくったり、対外戦争でお金を使いまくってフランスは財政難だった。そしてフランスでは、次第に王様の権威が下がっていく。

 

【三部会を再発足】

フランスの身分制議会【三部会】

1789年、170年ほど前のルイ13世の時代にあった、市民の意見も取り入れる「三部会」(図参照)を復活させたけど、結局、市民の意見は取り入れられず、市民の怒りが爆発した。

 

【王に反対する者はバスティーユ牢獄】
フランス王国時代は、王の意見に反する者は‟政治犯”と言って、バスティーユ牢獄に入れられていた。

 

【市民の王への反撃、バスティーユ牢獄の襲撃】
三部会で王への怒りが爆発した市民がバスティーユ牢獄を襲撃して壊し、王が反発してきてもバスティーユ牢獄に入れられないようにした。また、バスティーユ牢獄には武器も収容されていたので、市民はその武器で王に立ち向かっていき、フランス革命が始まることになる。

 

【絶対王政の危機】
怒り、武器も確保した市民はルイ16世が、財政難の市民をかえりみず、悠々自適に暮らしていたベルサイユ宮殿に向かい、ルイ16世を引きずり出し、市民の監視下に置く。

 

【フランス、共和制誕生へ】
ルイ16世は、妻のマリー・アントワネットの実家、オーストリアに逃げようとするが、その時点でフランス国民は『フランスの王は、我が国フランスを見捨てて逃げるのか~!?』と怒りが頂点に達してしまい、パリの革命広場(現在のコンコルド広場)で、妻のマリー・アントワネットと共に斬首刑となる。

 

【フランスの周りの国の反応】
このフランス革命を恐れたフランスの周りのほとんどの国々が『対仏大同盟』を起こし、フランス革命の様な市民による革命を抑えようとした。

 

【ミュージカルにも影響を与えたフランス国歌】
実はフランスの国歌「ラ・マルセイエーズ(La Marseillaise)」は『レ・ミゼラブル』のミュージカル内「民衆の歌」の歌詞にも影響を与えているけど、このフランスの一番荒れていたころにできた歌な為、歌詞の無いようが激しい!!サッカーワールドカップなどの試合で歌われることもあるが、激しい歌詞の為に他国から懸念されていたりもする・・・。

 

アメリカから見たフランスのルイ16世とラファイエット将軍

ニューヨークに住んでるとフランス革命での出来事は、ちょっと複雑な気持ちになるんだよね・・・。

 

【ルイ16世とアメリカ独立】
バスティーユ牢獄襲撃から始まったフランス革命で命を落とすこととなったルイ16世だけど、実は、1776年にアメリカがイギリスから独立できたのはこのルイ16世のお陰でもある。

 

【ルイ16世がアメリカとフランスに変化を・・・】
ルイ16世はアメリカ独立戦争において、イギリスの勢力拡大に対抗するべく、アメリカを支援した。(それが原因の一つでフランスが財政難になってしまったジレンマは切ない・・・)

アメリカにとっては建国の父に崇められるほどの存在だったルイ16世なのに、本国フランスでは市民から斬首刑を受けてしまう・・・。

そう、ルイ16世が居なかったら、我らのアメリカはイギリスから独立できていなかったかもしれない・・・。それにルイ16世が居なかったら、バスティーユ牢獄襲撃からのフランス革命も起こっていなかったのかもしれない・・・。フランスのこの時代のキーパーソン、ルイ16世をどう見るか?!

 

歴史を知ってバスティーユデーをより楽しむ!

バスティーユデーでフランス王政から共和制が誕生したことをお祝いしつつ、7月4日にあったアメリカ独立記念日も思う・・・。ニューヨークでバスティーユデーをお祝いすると、とっても深い~気持ちになる!私たちが今、こうして平和に暮らせていることに心から感謝してニューヨークのバスティーユデーを騒ごう!

 

 

【豆知識】
フランスのラファイエット将軍がアメリカ独立戦争に置いて、とても重要な役割を果たして、アメリカ独立を助けた。2002年にはアメリカ合衆国名誉市民に選ばれた人物。彼は現在のニューヨークとも深いかかわりがあって、ロウア―・マンハッタンに彼の名前を取った『ラファイエット・ストリート』があるんだよ。

 

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