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ニューヨークはもうすっかり夏の気候!(でも2019年の今年はいつもより少し涼しいかも・・・⁈)多くの学校は6月中に終業式、卒業式があって、夏休みを迎え、9月に新学期といった流れ。ということで、6月の終わりは夏の始まり!

ニューヨークで夏を知らせる盛大なイベントは、なんといっても『NYC Pride March(ニューヨーク・プライド・マーチ)』!しかも今年は1969年の『ストーンウォール』から50年のアニバーサリーだから、ニューヨークを始め、世界各地でお祭り騒ぎになっている。

NY発 パレードって何⁈

LGBTQIA+とは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者), Gay(ゲイ、男性同性愛者), Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者), Transgender(トランスジェンダー、心と体の性の不一致), Questioning(クエスチョニング、自分の性別や性指向が定まっていない者)又はQueer(クィア、セクシュアルマイノリティでもLGBTに当てはまらない者), Intersex(インターセックス、外性器は男性なのに卵巣があるなどの体), Asexual(アセクシュアル、無性愛者)の頭文字で、同性愛者、両性愛者、トランスジェンダーなどの人々をさす言葉。

 

ニューヨーク発のLGBTQIA+パレード『NYC Pride March(ニューヨーク・プライド・マーチ)』は、LGBTQIAの人たちをはじめ、エイズ・難病と闘う団体、暴力・無関心に反論する団体がNYでレインボーカラー(虹色)の派手な装いで繰り広げるパレードの事。

 

アメリカ国内ではABC7放送で全国に生中継されるほど大注目されているイベント。

 

そもそも、LGBTQIA+パレードの始まりはいつ?

LGBTQIA+パレードの始まりは、1969年に起きた『ストーンウォールの反乱』という歴史的な事件から。

 

今でこそLGBTQIA+は世界中で当たり前の権利を持った人々だけど、1969年当時はLGBTQIA+というだけで犯罪者扱いされて、迫害される対象になる人々だった。一般人、ましてや警察までもがLGBTQIA+の人々に暴力をふるっていた時代。今じゃ考えられない悲惨な光景がニューヨークにはあったのが事実。

 

『ストーンウォールの反乱』の歴史

1960年代、ニューヨークのグリニッチ・ビレッジにある『The Stonewall Inn(ストーンウォール・イン)』というゲイバーでは、LGBTQIA+の人たちが集まって、週末には世の中の”差別”から逃れてくる人が多くいた。

 

1969年6月28日、『The Stonewall Inn(ストーンウォール・イン)』に抜き打ちで警察がお店のの取り締まりをして、当時店内に居た200人ほどのLGBTQIA+の人たちが連行されることとなった。

 

この時に店内に居たマーシャ・P・ジョンソンとシルヴィア・リヴェラのトランスジェンダーの二人が警察に対して抵抗した。※彼女らの抵抗が無かったら、未だに『同性愛結婚の合法化』は成り得なかったと思う。

 

その二人の抵抗を皮切りに、店内に居たLGBTQIA+の人たちも次々と警察に向かっていった。その数は、警察が400人ほどの応援をよんだりと、大きな反乱になってしまい、最終的には2000人規模の大反乱になっていた。

 

この事を『ストーンウォールの反乱』という。

 

2019年のニューヨーク LGBTQIA+プライドパレードは?

2019年のLGBTQIA+パレード『NYC Pride March(ニューヨーク・プライド・マーチ)』では、世界的シンガーマドンナがアンバサダーに就任。

 

彼女はこれまでの30年以上の活動の中でLGBTQIA+ や女性の権利を強く訴えてきた事が称えられ、今年ニューヨークで開催された第30回GLAAD Media Awards(GLAADメディア賞)で「Change Award for Change Award」を受賞した。

 

その際のスピーチではLGBTQIA+コミュニティへの愛等を話している。以下ノーカット動画では彼女のおちゃめな話し方から愛のある人物であることがうかがえる。

 

ニューヨークとLGBTQIA+パレード、そして今後

ニューヨーク州では2011年6月24日 アンドリュー・クオモ州知事が同性結婚を合法化する法案に署名して、法案が発行、30日後の7月24日に法案が施行された。歴史的が動いた瞬間だった。

 

でも、未だに世界中ではLGBTQIA+を偏見の目で見る人もいるのは寂しいけど事実のよう。だから、毎年『NYC Pride March(ニューヨーク・プライド・マーチ)』で人々の権利を訴え続けている。

 

この世に生まれて来た人たちはみんな価値のある人。他の人と同じじゃなくても良い。変人なんて定義はない。世界中の人々がそれぞれ違うから切磋琢磨して世界がより良いものになっていく。この世に自分は一人じゃない。

 

ニューヨークの『NYC Pride March(ニューヨーク・プライド・マーチ)』は、ただのお祭り騒ぎのイベントではない。

 

 

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