スポンサーリンク

2020年9月18日にアメリカ連邦最高裁判所の判事ルース・ベイダー・ギンズバーグさんが病気の為87歳で死去された。アメリカ大統領選挙をおよそ2か月後に控えたアメリカでは、今このルース・ベイダー・ギンズバーグさんが大きく騒がれている。

 

Ruth Bader Ginsburg(ルース・ベイダー・ギンズバーグ)って誰?

1933年3月15日-2020年9月18日
ニューヨーク・ブルックリン生まれ
1954年コーネル大学卒業
1956年ハーバード大学ロースクールへ進学
後にニューヨーク・コロンビア大学ロースクールへ編入、法学位習得。
大学では優秀な成績だったにも関わらず、女性という理由で、連邦最高裁判所やニューヨークの 法律事務所では就職を受け入れられなかった。
1993年当時のアメリカ大統領、ビル・クリントン大統領に指名され最高裁判官になる。女性とし ては御粉―判事に次いで2番目の連邦最高裁の判事。
リベラル派(反トランプ)

 

ルース・ベイダー・ギンズバーグさんは何で人気なの?

ハーバード・ロー・スクールを優主な成績で卒業後弁護士事務所に就職活動するも、女性であり、幼い子供が居たとの理由で採用されず相当苦労したという。それ以降、女性の権利を守る立場で活動してきたので、アメリカの女性からの人気が絶大。

 

1993年当時のアメリカ大統領、ビル・クリントン大統領に指名され、アメリカ歴代2番目の女性連邦最高裁判事になったことで話題になる。

 

彼女の話している所を見ると分かるけど、『きつい人』という印象は無く、とっても優しい女性という印象。そういった人柄の人気の秘密だと思う。

 

 

大統領選直前の今、ルース・ベイダー・ギンズバーグの死去とが騒がれる理由は?

党派の違い

ルース・ベイダー・ギンズバーグさんはリベラル派の米連邦最高裁判所の判事だった。
と言うことは、共和党、保守派のドナルド・トランプ大統領とは反対派だった。

 

アメリカ連邦最高裁判所の判事の任期は終身

アメリカ連邦最高裁判所の判事は9人で構成されている。
そして一度どの時の大統領に就任されたアメリカ連邦最高裁の判所は終身、つまりその本人が 亡くなるまで判事としての権利があることになる。

 

現在のアメリカでの社会問題

①妊娠中絶

1973年、アメリカ連邦最高裁は『Roe v. Wade(ロー対ウェイド)』で、それまでアメリカで違法とさ れてきた妊娠中絶を女性の権利と認めた。(ルース・ベイダー・ギンズバーグさんよりの判決)

 

②オバマケアの存続の危機

2010年、『オバマケア』と呼ばれる医療保険制度改革法は可決された。(ルース・ベイダー・ギンズ バーグさんよりの判決)

2012年アメリカ連邦最高裁は9人の判事のうち、5対4でオバマケアを指示する判決を下した。こ の5人のうちの一人がルース・ベイダー・ギンズバーグさんだった。その為、今後アメリカ連邦最高裁所の判事にルース・ベイダー・ギンズバーグさんと反対派のトランプ大統領サイドの保守派が加わ ると、オバマケアの存続の危機が考えられる。

トランプ氏が大統領の間にルース・ベイダー・ギンズバーグの後任の判事が決まらないとしても、オ バマケアについては判事の意見5対3のままで口頭弁論を迎えることになる。

 

スポンサーリンク
おすすめの記事