世界中が騒いでいるコロナウィルス(COVID-19)の影響はニューヨークの生活も脅かすようになってきた。スーパーマーケットでは食料品の買い溜めをする人たちでごった返して、長いところではレジで40分も並んだとか。いよいよニューヨーカーたちも真剣に対応してきたよ。(日本からしたら遅い対応だけどね…)
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ニューヨークでのコロナウィルスの対応
2019年の年末頃アジアで大流行していたコロナウィルスのニュースをニューヨークの人たちは知らなかった訳ではない。ただその頃はまだ「遠い国のニュース」ぐらいの気持ちだったのだろう。
WHO(世界保険機構)
2020年3月11日(水)に、WHO(世界保険機構)がようやく新型コロナウィルスのパンデミック(世界的感染大流行)を宣言し、ヨーロッパ→アメリカの旅行者が30日間入国禁止になった。
ニューヨーク州、市、非常事態宣言
2020年3月7日(土)ニューヨーク知事クオモ氏非常事態宣言を発表
2020年3月12日(木)にニューヨーク市長のビル・デブラシオ氏が非常事態宣言を発表した。内容は、
- ニューヨーク州で行われる500人以上集まりを13日(金)5:00pm(日本時間:14日(土)6:00am)~禁止。(ブロードウェイ・ミュージカル等)
- 収容500人以下のレストラン等は、店舗収容人数の半数での営業。(自粛して休業している店舗もあるので、予約を入れていた場合は行く前にチェックしてね)
ニューヨークのコロナウィルス対応の現状
NYのファーマシー(薬局)からなくなったもの
- ハンドサニタイザー
- ハンドワイプ(お手拭き)
- 風邪・インフルエンザの薬
ハンドワイプ(お手拭き)は、私は普段からカバンに入れて持ち歩いてるんだけど、Amazoでチェックしてみたら全然なくなってる。買えない〜。「あ、在庫あった」と思ってクリックしてみたら普段$3ぐらいなのに$15で販売してるではないか!品薄なのはわかるけどさ、これはやりすぎ…コロナショック。
風邪薬の欄もガラガラだったよ。みんな対策用で買い占めたのか、症状が出ているのか…?!
NYの大型スーパーマーケットからなくなったもの
トイレットペーパーが一切ない。
ペットボトルの水の欄はガラガラ。ニューヨークの水道水は安全に飲めるんだけどね?!
普段は品揃え豊富な肉のコーナーも底が見えてるよ。
ソ〜セージはある。ニューヨーカーはソーセージ文化じゃないのかな?
ちょっと前に話題になった『Beyond Beef(ビヨンドビーフ)』もあまり人気がないのかな?普通のお肉と比較するとちょっとパサパサするんだよね。アメリカ人は肉食が多いから普通の『肉』の方が人気の様。
まあ、全く食料品がないって訳じゃなかったから、「餓死する〜」って事にはならないと思うけどね。非常事態宣言が発表されてから、ニューヨークの多くの人がパニックを起こして大型スーパーに買い溜めに行っているんだわ。
パスタコーナー。見事に1つもなくなってた。保存食は他に、冷凍食品、米の欄もガラガラだったよ。
裏技?!大型スーパーでパニック的な状況だったけど・・・
小さめの近所のスーパーやデリ(コンビニエンスストアのような個人経営の小さなお店)に行ったら全然品揃えあったよ。
「ま〜ま〜みなさん、そう焦りなさんな!」
コロナの影響で、急遽休業のニューヨーク観光スポット
美術館・博物館・展望台
- 911メモリアルミュージアム
- ワンワールド展望台
- トップオフザロック(ロックフェラーセンター)展望台
- メトロポリタン美術館
- アメリカ自然史博物館
- MoMA
- ホイットニー美術館
- フリックコレクション美術館
- グッケンハイム美術館
- イントレピッド会場航空宇宙博物館
- モルガンライブラリー
シアター・コンサート
- ブロードウェイ・ミュージカル(4月12日まで)
- カーネギーホール(3月31日まで)
- リンカーンセンター(オペラ、クラシックコンサート)
- マディソンスクエアガーデン(MSG)
- バークレーセンター(ブルックリン)
スポーツ観戦
- 野球(ニューヨークヤンキース、ニューヨークメッツ)
- バスケットボール(ニックス、ブルックリンネッツ)、他…
ニューヨークにスポーツ観戦はたくさんあるけど、今ほとんどが観戦できなくなっている。たいてい500人以上が集まれる会場だからね。
ショップ
- アップルストア
アメリカのコロナウィルス対策
握手はしないで肘を合わせる
ビジネスなどのシーンで、『契約成立』って時は『握手』をするのがアメリカ流だけど、今はコロナウィルス感染対策で握手の代わりに肘または腕の外側を触れ合わせる程度の挨拶をする。
いよいよマスク着用
ニューヨークでも以前からアジア人はちらほらマスクをつけている人を見た事あったけど、ほとんどいなかった。なぜなら、『マスク着用=重病患者』とみなされるのがアメリカの考え方だから。
しかし最近のコロナウィルス対策として、ようやくニューヨークの人々も危機感を持ってきたのか、マスク着用者が増えてきた。これからの時期、花粉症のひどくなる私には堂々とマスクがつけられて嬉しい事だよ。
でも、やはりマスクをしていると珍しく見られる現状はあるので、常に周りの人を警戒していた方がいいのは確かかな。
WHOが教える手の洗い方
ニューヨークのコロナウィルスの今後
今後のコロナウィルス終息状況なんて世界中誰にもわからないよね。ただ、私がある記事で見たけど、コロナウィルスは寒さに強く暑さに弱いんだとか。だから夏には終わっていて欲しいと思ってる。日本でのオリンピックも開催できますように…。
スーパーでのパニックは大変だけどさ、きっとなんとかなるから焦らないで!なんの根拠もないけどさ…前向きにいないとただ不安になるだけじゃん。『病は気から』っていうし、気持ちのもちようも大事だと思う。
災害の多い『日本』で生まれ育った事でNYでも強くいられるよ。日本でもいろんな災害で苦労して不安になった日々はあったけど、今までなんとかなってきたもんね。こういう時こそみんなで助け合って、意見出し合って、救いあって…人間味が出てくるね。
うがい手洗い等の対策はしすぎる事はないと思うから、自分にできる最大限の対策をとって、室内でできるような筋トレしたりして体力つけて免疫つけてさ、自分にできる事しっかりして、世界中みんなで頑張って乗り越えていこ〜!
魅力たっぷりで素敵なニューヨークだけど、今はおとなしくしてるのがいいと思う。将来のニューヨーク旅行の観光のルート計画とか立ててみて♪『ザ・サイトシーイング・パス』の有効期限は購入日から1年もあるから計画しやすいよ!