
ちょうど50年前の1969年7月20日、NASAのアポロ11号の宇宙飛行士が月面着陸した。当時は世界中で5億人の人々がテレビの前にくぎ付けになってみていた。
誰もが興奮を覚えたあのアポロ11号の月面着陸の経験を、50周年記念の今年、ニューヨーク各地でも様々な人たちが、様々なイベントでお祝いする。
今回はニューヨークで行われるアポロ月面着陸50周年記念イベントはどこで?を一挙紹介!あの感動をニューヨークでもう一度!
Contents
①【Times Square】 タイムズスクエアで無料の月面着陸50周年記念イベント!
2019年7月20日土曜日にタイムズスクエアに行ってみて!

Photo by https://thepeoplesmoon.com/timessquare/
Aldrin Family Foundation(アルドリンファミリー財団)とThe People's Moon(ザ・ピープルズ・ムーン)がニューヨークのど真ん中、タイムズスクエアにとんでもないものを作った!アポロ11号が月面着陸した、あの瞬間の足跡のアートを“ど~ん”と置いた。
月のアートの上は誰でも歩くことができ、タイムズスクエアで『月面着陸』ができてしまうのだ!!なんという大胆な感動!!
かつてアルドリンファミリー財団の会長は「1969年7月20日に、人間は着陸して月面を歩くという「不可能な」夢を達成したとき、世界は一つになりました。」と言った。そして“未来”となった50年後の”今”、あの歴史的瞬間を、タイムズスクエアに来ている世界各国の数千人と共有することができるものを作ったのだ!!
アポロ11号の月面着陸の感動が50年後にまで”つながった”と感じる作品。

Photo by https://thepeoplesmoon.com/timessquare/
しかもこのアート、近くで見ると一つ一つがアポロ月面着陸にちなんだ写真になっている!なんとも粋なアート!
②【Intrepid Sea, Air & Space Museum】(イントレピッド博物館海上航空宇宙博物館)
※注目~!ちゅうもく~!!!
7月19日金曜日、アポロ11号の月面着陸の前日、イントレピッド海上航空宇宙博物館が入場料の無料開放をする!時間は5:00pm~9:00pm(最終入場8:30pmまで)で、記念すべき日に無料で博物館にはいれちゃう!ただ、先着順だそうなので、入場制限とかあるかも。イントレピッド海上航空宇宙博物館へは行き方がちょっとだけ複雑なんだけど(こちら参照)早めに着いて“無料”Getしてね!
さらに、19日の日没後、イントレピッド博物館海上航空宇宙博物館内、Pier86の野外大スクリーンで、映画『First Man』が上映される。ハドソン川と摩天楼のスカイラインの夜景を楽しむことができる。(雨天中止の場合あり。)
『First Man』は2018年公開、アポロ11号のキャプテン、Neil Armstrong(ニール・アームストロング)を題材としたストーリーでまさに今ぴったりのテーマ!
イントレピッド海上航空宇宙博物館では、アポロ11号月面着陸50周年記念で『Apollo 11: Media, the Moon and Beyond』といったイベントが9月3日火曜日まで行われる。
イベントでは、アポロ11号の月面着陸をメディアが放送したことで、世界中5億人以上の人々が感動することができたメディアの役割を紹介。毎日3:30pm~のツアーでは、アポロ11号の月面着陸を可能にした技術を紹介してくれる。
③【New York Hall of Science】(ニューヨーク科学ホール)
Queens(クイーンズ)区のFlushing Meadows–Corona Park(フラッシングメドウズコロナパーク) にあるNew York Hall of Science(ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンス/ニューヨーク科学ホール)は、体験型の展示物が多い博物館で、興味をもって体験しながら楽しめる♪
7月20日土曜日の7:00〜10:00pmには、『APOLLO, A PARTY!』というイベントが開催される。宇宙をテーマにした音楽、太陽電池式のメイソンジャーランプを作るためのワークショップ、最初の月面着陸の実生活の瞬間を紹介したりする。
イベント7:30pmには、NASAのアポロ11号ミッション達成、50周年記念2D映画『アポロ11号:ファーストステップエディション』の25分間バージョンを上映したりする。映画では、歴史的な使命の為の準備、離陸、着陸、そして帰還の爽快シーンを見ることができる。
④【American Museum of Natural History】(アメリカ自然史博物館)

Photo by https://www.amnh.org/calendar/spacefest
American Museum of Natural History(アメリカ自然史博物館)では、アポロ11号の月面着陸50周年を記念して、2019年7月20日土曜日の11:00pm~5:00pmまで『Space Fest』というイベントが開催される。
科学者たちの探求する、私たちの太陽系を紹介してくれたり、人間が今後50年間でどこへ行くのかといった未来について考えさせたりのワークショップや、NASAからおくられてくる太陽の表面の驚くほどダイナミックなビデオや、ミニプラネタリウムショーなどを体験できる。
⑤ 【The Metropolitan Museum of Art】 (メトロポリタン美術館)
The Metropolitan Museum of Art(メトロポリタン美術館)では、アポロ11号月面着陸50周年を記念して、『 Apollo's Muse: The Moon in the Age of Photography』(アポロのミューズ:写真時代の月)というイベントを開催している。
アポロ宇宙飛行士が使用した天文学用器具やカメラなどが活躍した背景を展示、アポロ11号月面着陸の際に撮った美しい月の写真などを見ることができる。
1969年のアポロ11号月面着陸は、芸術家たちにも大きな衝撃と影響を与え、写真作品に反映された。
カメラの技術が発達し、月をとらえた瞬間のドキュメントを、メトロポリタン美術館の独自な芸術的視点から表現している。
アポロ11号 月面着陸 50周年イベント☆【番外編】
オークション
観光とはちょっと違った視点からアポロ11号の月面着陸50周年記念をお祝いする団体がいる!お金持ち?芸術好き?とにかくアポロ11号に関わるアートに興味のある人が集まる“オークション”をする人たちだ!
例えば、『月からの地球への最初の画像』が$3,000~5,000で売られたり、
NASAの宇宙飛行士で、その後芸術家に転身した ALAN BEAN(アラン・ビーン) の"TO EVERYONE WHO HELPED, I SALUTE YOU"という作品が $10,000~15,000で売られていたり…。ちなみに彼はアポロ12号で任務を果たした宇宙飛行士。
屋外アート

Photo by https://socratessculpturepark.org/exhibition/chronos-cosmos/
クイーンズ区・アストリアにある、Socrates Sculpture Park(ソクラテススカルプチャーパーク)では、オープンスペースを宇宙への玄関口に見立て、天体と地上の関係で空間、時間、物質を考えた『クロノスコスモス』という作品を2019年9月2日まで展示している。直接アポロ11号とは関係ないけど、宇宙空間のアートを体験できる。
すぐ近くにはThe Noguchi Museum(イサム・ノグチ美術館)もある。
ちょっとNY郊外の博物館
マンハッタンの東側、ロングアイランドにあるCradle of Aviation Museum(クレイドル航空博物館)は、アポロ11号月面着陸50周年にちなんだイベントが7月20日に開催される。
実はロングアイランド・Bethpage(べスページ)という地域にある、グラマン(Grumma)という航空機メーカーが、1969年~72年にアポロ船が月面着陸した際の(Apollo Lunar Module)アポロ月着陸船の設計、組み立て、テストをしていた。
マンハッタンのタイムズスクエアからは車でおよそ50分、公共交通機関を使うと約2時間かかるところにあるけど車があったりしたらちょっと行ってみる?!
ニューヨークでアポロ11号の月面着陸50周年記念をお祝いするには・・・
ニューヨークでアポロ11号の月面着陸50周年記念をお祝いするには、様々な場所に足を運んでみるのが良い!ニューヨーカーはアート、写真、乗り物が好きなので、色々な施設でお祝いができる。
とにかく、アポロ11号の月面着陸の瞬間は何度映像でみても感動!未だかつてない偉業を成し遂げた時の人々の気持ちってどんな感じなんだろう・・・とニューヨークで50周年をお祝いしながら考えてみよう~♪